夏といえば海水浴に行くという方も多いのでは無いでしょうか。
今回は海で気をつけるべき危険性物についてリサーチをまとめていきたいと思います。
楽しく安全に海で遊ぶためにも、ぜひ参考にしてみてください。
海の危険生物の種類・特徴
ここでは海の危険生物について、生息範囲別に種類と特徴を紹介します。
小名浜港で発見!
新種のクラゲを「ジャンガラコノハクラゲ」と命名!
展示していますが、状態により中止になる場合があります。お早めに!
傘直径1㎝くらいの小さなクラゲです✨#アクアマリンふくしま#新種のクラゲ#じゃんがら#アクアマリンふくしまの位置する小名浜でhttps://t.co/ZEJvEtq4nL pic.twitter.com/Uf3xQZIwii— 【公式】アクアマリンふくしま (@aquamarinestaff) July 4, 2024
浅瀬で注意が必要な生物
海の浅瀬で注意が必要な生物は、次のとおりです。
海水浴や潮干狩りなどで被害に遭いやすい生物です。
クラゲ
クラゲは刺胞動物といって針を出す生物の一種で、中には毒を持つタイプもいるので注意が必要です。
<クラゲの特徴>
触手に毒針を持っている
クラゲの種類によっては重篤な症状を引き起こす
浅瀬や干潟を漂っているケースもあるため注意
エイ
エイの中には毒針を持つ種類もいるため、浅瀬を泳ぐ際には注意が必要です。
<エイの特徴>
波打ち際や入り江、浅瀬の砂地などに現れるケースもある
地面に擬態するアカエイなどもいる
ビーチサンダルを貫通してしまうほどの強い毒針を持っている
エイの中でもアカエイは北海道から九州まで生息しています。
砂地の中に潜っている場合、浅瀬を歩く際は注意しながら移動しましょう。
タコ(ヒョウモンダコ)
毒のイメージがあまりないタコですが、実は毒を持つタイプのタコがいます。
<ヒョウモンダコの特徴>
日本では北陸や関東の海に生息
比較的に浅い海の岩礁付近に生息
噛まれた場合は毒がある
噛みつかれると嘔吐や呼吸困難などを引き起こす可能性があります。
生息域は限定的ですが毒性が強いので、磯付近で遊ぶ際は注意しましょう。
ウニ(ガンガゼ)
ガンガゼは20~30㎝の毒針を持っているために、海水浴やダイビング中に見かけても決しては触れないように注意しましょう。
<ガンガゼの特徴>
比較的に浅い海にも生息している
毒針には返しがついていて、刺さるとなかなか抜きにくい
毒針が強力でウエットスーツを貫通することもある
ガンガゼの毒針に刺されると、毒によって患部が痛みます。
ガンガゼはもちろんですが、海中でウニを見つけても安易に触らないように注意しましょう。
海中で注意が必要な生物
海中で注意が必要な生物は、次のとおりです。
海水浴やシュノーケリングを楽しんでいる際に被害に遭う可能性があるため、注意しましょう。
イタチザメ
イタチザメは世界的に危険なサメの一種とされていて、浅瀬にも侵入するため、ダイビングやシュノーケリング中は注意が必要です。
<イタチザメの特徴>
日本では関東以南の沿岸域に生息
海の表層から水深140mを泳いでいる
人食いザメとも知られ人に危害を及ぼすこともある
イタチザメは昼夜問わず活動しているので、マリンスポーツの最中に出くわすケースもあります。
発見した際は、速やかに海から出て安全確保することが重要です。
ウツボ
ウツボは浅い岩礁地帯や岩肌などに生息しており、鋭く大きな歯を持つ生物です。
<ウツボの特徴>
攻撃的な性格
岩の割れ目など目につきにくい所に隠れている
鋭くて大きな歯を持ち、人の手に噛みついた例も報告されている
性格は攻撃的ですが、こちらから接触しなければ、向こうから攻撃してくる心配はありません。
ただし、海中では隠れているウツボに気付けないものなので、ダイビング中には岩肌や割れ目などに注意が必要です。
ウミヘビ
ウミヘビは魚類と爬虫類に区分されていて、爬虫類に属するものは毒があり要注意です。
<ウミヘビの特徴>
爬虫類のウミヘビには毒がある
噛まれると呼吸困難や全身麻痺などの症状を引き起こす可能性がある
暖かい海を好みサンゴ礁や砂底域など様々な場所に生息している
ウミヘビは比較的温厚な性格のために、こちらから手を出さなければ噛まれる心配はありません。
海中で見つけても、こちらから近づかないようにしましょう。
海の危険生物への対策方法
海の危険生物には、以下の方法で対策しましょう。
<危険生物への対策方法>
ウエットスーツやラッシュガードなどを着て肌の露出を抑える
クラゲネットの設置されている海で泳ぐ
安易に海底の岩場や砂地に手足をつけない
海の生物に近づかない手を出さない
常に周囲を警戒する(危険性物がいる場合は離れる)
被害に遭ったときの対処方法
海水浴中に危険性物からの被害に遭ったときは、速やかに現地スタッフや専門医に診せましょう。
毒を持つ生物の場合、後に重篤な症状が出る恐れがあるため、素人判断で対処するのは絶対にやめましょう。
とりわけヒョウモンダコはテトロドトキシンという神経毒を持っており、海外では死亡例も報告されています。
大きな事故につながらないためにも、必ず専門医に診てもらうことが大切です。
夏休みが近づき、海でのレジャーを計画している人も多いと思います。そこで、海の危険生物の一つとして「ヒョウモンダコ」を紹介します。海の岩場等に生息する10センチほどの小型のタコで非常に強い毒性を有しています。関東近県の海でも目撃されているので、十分注意してください。 pic.twitter.com/5VZXNR0Eop
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) July 1, 2024
まとめ
さて、ここまで海水浴で注意すべき海の生物をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
海は美しい場所ですが、同時に多数の危険な生物も潜んでいます。
マリンスポーツやレジャーを最大限楽しめるように、事前に海の特徴も調べておきましょう。
また同時に、無理をせずに体調管理にも万全を期すことも事故の予防に重要です。
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