紅白「けん玉チャレンジ」失敗からのリベンジ!

NHK紅白歌合戦の恒例企画「けん玉チャレンジ」は、演歌歌手の三山ひろしさんが歌唱する間に「けん玉を連続してキャッチする最多人数」というギネス世界記録に挑戦する企画です。

2017年に始まった「けん玉チャレンジ」

三山ひろしさんは、2009年に「人恋酒場」でデビューし、2015年に紅白初出場を果たしました。2016年から毎年、紅白でけん玉の腕前を披露しています。

2017年、ギネス記録に挑戦する「けん玉チャレンジ」がスタートしました。三山さんが「男の流儀」を歌唱する間に、彼を含めた124人が連続でけん玉を成功させるというギネス世界記録に初めて挑戦。この年は、残念ながら失敗に終わりましたが、翌年は見事に成功しました。

2023年までの間に7回の「けん玉チャレンジ」が行われ、2018年と2020年から2022年までの計4回は無事成功しました。成功すると、翌年は挑戦する人数をひとりずつ増やしてチャレンジを続けています。

2023年 「けん玉チャレンジ」の経緯

2023年の紅白では、前年より1人多い128人に挑戦。9回目の出場を果たした三山さんは、「どんこ坂~第7回けん玉世界記録への道~」を熱唱しました。

この年の「けん玉チャレンジ」には、韓国の男性アイドルグループSEVENTEENのVERNONさん、タイムマシーン3号さん、パンサーの尾形貴弘さん、緑黄色社会の穴見真吾さん、DJ KOOさんの6人も参加しました。

スタート直後、3人目のパンサー尾形さんが失敗。しかし、「スタートから10人目までの失敗なら1回だけ再挑戦できる」という番組特別ルールにより、再度スタートしました。

途中、16番が落としたようにも見えましたが、128人目の三山さんまでそのまま継続。ギネスの公式判定員から「認定」されると、全員で「エイエイオー」と歓声を上げました。

「けん玉失敗」がトレンド入り

その後、16番のときにけん玉が落ちたかどうか現場確認をするために、結果は「協議中」となりました。

午後11時頃、司会の高瀬耕造アナウンサーが、「改めて映像を確認したところ残念ながら失敗していました」と説明し、世界ギネス記録も取り消しになってしまいました。

紅白終了後、SNS上では「けん玉失敗」がトレンド入り。けん玉を失敗した16番の方を心配する書き込みが多く見られました。

「けん玉ヒーローズ最高!」

三山さんも自身のXを更新し、けん玉チャレンジの出場者全員との画像を投稿しました。

「今年もチームワーク良く、みんなで頑張りました。けん玉ヒーローズ最高!ありがとうございました」とコメントしています。

「けん玉ヒーローズ」とは、けん玉チャレンジの一般参加者のことです。全員がボランティアで、海外から参加する人もいます。

大晦日の本番を含む3日間の宿泊費、交通費、飲食費など、すべて自腹で参加しているそうです。

翌日の元旦、三山さんは「けん玉ヒーローズはみんなが温かい。今年も前を向いて行きますよ!」とXに投稿しています。

民放番組で「けん玉」リベンジ

2023年の紅白でけん玉を失敗した16番の男性は、2人組YouTuberユニット「もしかめブラザーズ」として活動しています。

失敗直後には涙を流していた、楽屋で待っていた参加者の人たちに土下座していた、といったエピソードも聞かれ、かなりのプレッシャーがあったことが感じられます。

その後、朝の民放情報番組「ラヴィット」で、彼は見事リベンジを果たしました。

まとめ

「けん玉チャレンジ」は2017年にスタート。これまでは、7回のうち4回成功しています。2023年は、当初「成功」と判定されましたが、協議の結果「失敗」に変更されました。SNS上では「けん玉失敗」がトレンド入りし、失敗した16番の男性を心配する声が相次ぎました。

紅白終了後、三山さんは自身のXで「けん玉ヒーローズ最高!」と投稿しました。その後、16番の男性は、民放情報番組「ラヴィット」で見事けん玉チャレンジのリベンジを果たしました。

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