台風で保育園が休園になる基準は?自主的に休ませるべき?

小学校時代に、台風警報が出て学校が休みになった経験がある方は多いと思います。

しかし子育てをしていると、保育園は警報が出ても休園にならないので、なぜなのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、台風時に保育園が休園になる基準や、その理由について調べてみました。

参考になれば幸いです。

台風保育園休園基準:絶対に休園にならないわけではない

実は、保育園は絶対に休園にならないわけではなく、小学校や幼稚園とは異なる、独自の基準を持っている場合が多いです。

その基準とはどういうものか、詳しく説明しますね。

公立保育園は自治体が基準

保育園には大きく分けて、地方自治体が運営する公立保育園と、企業やNPO法人などの民間企業が運営する私立保育園の2種類があります。

そして、公立・私立を問わず、保育園は幼稚園や小学校と比べると災害時に休園になる基準は高いです。

公立保育園の場合は、災害時に保育施設を休園にするかどうかは自治体が判断します。

実際に重大な災害が予想される場合には、保育園や学童などの保育施設を休園にする旨を自治体が市内放送などを使ってアナウンスするといった措置が取られたりします。

これに対して私立保育園の場合は、公立保育園と同じく自治体の基準に則っている場合と、独自の基準を持っている場合の両方があります。

災害時にどういった措置が取られるのかは、事前に保育園に確認しておくと良いでしょう。

休園になると困る保護者がいる

災害時に保育園が休園になりにくい理由には、保育施設としての性質も関係しています。

保育園に通うのは0歳~就学前の年齢の幼い子どもなので、日中常に誰かがそばについて面倒を見てあげる必要がありますよね。

しかし、こうした年齢の子どもを持つ保護者の中には、共働きなどの理由でそれが不可能な家庭を持つ方も多いのです。

そのため、災害が起きる度に保育園が休園になってしまうと、仕事を休まざるを得なくなり、経済的な問題につながってしまったりします。

こうした保護者のニーズを考えて、重大な災害が予想される場合でなければ開園する保育園は非常に多いです。

ただ、それによって保育園で働く保育士への負担が非常に大きくなっていることが問題視されているのもまた事実です。

台風保育園休園基準:基本的には自己判断が大切

災害時に保育園が休園になりにくい理由については、ご説明してきた通りです。

保育園によっては、警報が出ていても開園あるいは自主登園にしている場合もあるようです。

そのような時は、必ず登園しなければならないのではないか?と思う保護者の方もおられるかもしれませんね。

これについては様々な意見があるのですが、最優先にすべきは子どもと自分の生命の安全です。

警報が出ている中、自転車で送迎したりなどは危険が伴います。

もし自宅で子どもの面倒を見られる状況であったり、他の誰かに任せられるのであれば、無理に登園する必要はないと言えます。

台風時は状況が変わりやすいこともあり、登園した後で急きょ迎えに来るように連絡が来るケースなども考えられます。

そうなった場合に対応できるかどうかもあらかじめ考えて、登園するかどうかを判断しましょう。

台風保育園休園基準:まとめ

いかがだったでしょうか?

災害時に保育園が休園になりにくいのには、自治体が判断していることや、保護者の事情が絡んでいたのですね。

しかし、休園にならないからといって、必ずしも登園しなければならないということではありません。

災害時はまず身の安全を第一に考えることが大切です。

警報が出ている場合はよく状況を見極め、どのようなことが起きても対応できるように動いて下さいね。

今回は、台風時に保育園が休園になる基準や、その理由についてご紹介させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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