台風の右側はなぜ危険なのか?左側は安全?台風の気になる情報まとめ


毎年夏から秋にかけて台風が発生し、日本列島に接近や上陸して大きな被害をもたらします。

ところで、台風の右側と左側で風や雨の強さが違うことや、夏に発生する台風と秋に発生する台風には性質に違いがあるはご存じでしたか?

今回は、そんな台風の左右で危険度が違う原因や、夏台風と秋台風の違いなど気になる情報をまとめましたので紹介します!

 

台風の多い月はいつ?

毎年夏に意思をもっているように急カーブして日本にやってくる台風ですが、その台風が進路を変更する要因はいくつかに分けられます。

基本的な台風の性質として基本的に北に移動しており、高気圧に接近した場合はその縁に沿って進み、時期によっては偏西風によって流され進路が変化します。

そのことから、太平洋高気圧の勢力が弱まる毎年9月頃に最も台風が日本に接近しやすくなっています。

また、海面温度が上昇する毎年台風は7月から10月にかけて多く発生していて、年によってかなりばらつきがありますが年間平均約25個の台風が発生しており、約12個が日本から300km以内に接近し、約3個が上陸しています。

 

右側と左側どちらが危険?

台風の右側は進行方向と一致するため風がより強くなり、南側の暖かく湿った空気を取り込み積乱雲が発達して大雨になりやすくなっています。

一方で台風の左側は北からの乾燥した空気を取り込むため雨雲が発達しにくく、台風の進行方向と逆らうように風が吹くためそれぞれが打ち消しあい、右側に比べて台風による被害が出にくい傾向があります。

このように台風の左右で危険度が違うため台風の右半分を「危険半円」、反対に左半分は「可航半円」と呼びます。

夏台風と秋台風の違い

夏に発生した台風と秋に発生した台風にはそれぞれ特徴があります。

ゆっくりとした動きをとる夏台風は大雨や暴風が長期化しやすく、台風予測から外れた不規則な動きをする場合があり、進路から外れている地域でも油断ができないといった特徴があります。

秋台風は日本列島付近で速度を速めて移動しやすく、秋雨前線と合わさって豪雨になることもあり、夏台風と比べて風が強い傾向があるため注意が必要です。

また、夏台風と秋台風は接近しやすい地域が異なっており、夏台風は西日本に秋台風は東日本に接近しやすくなっています。

 

台風・ハリケーン・サイクロン・竜巻・トルネードの違い

「台風」「ハリケーン」「サイクロン」「トルネード」「竜巻」は何が違うと聞かれた場合、漠然としたイメージで強い風が渦を巻く自然現象と答える人が多数だと思います。

ですが、それぞれは発生地域や発生原理が異なっており、以下のように分類されます。

  • 台風
    日本の南にある北西太平洋などの海上で発生した低気圧のうち、最大風速が17.2m/s以上のものを台風と呼びます。
  • ハリケーン
    北大西洋と北太平洋東部などの海上で発生した低気圧のうち、最大風速が32.7m/s以上のものをハリケーンと呼びます。
  • サイクロン
    インド洋と南半球全域などの海上で発生した低気圧のうち最大風速が17.2m/s以上のものをサイクロンと呼びます。
  • 竜巻
    積乱雲の下に発生する強い上昇気流で、積乱雲と共に移動するため速度はまちまち、稀に時速100kmを超えることもあります。
    台風と比較して発生する時間が短く、大きさは数km程度でかなり小規模ですが風がかなり強く、建物などに大きな被害をもたらすことが多くなっています。
    日本では年間55回程度発生しており、台風シーズンと重なる9月頃が発生数が一番多くなっています。
  • トルネード
    北アメリカ大陸で積乱雲の下に発生する強い上昇気流です。
    トルネードは竜巻の一種で、竜巻が発生した場所を問わずに使われるのに対して、トルネードは上の通り北アメリカで発生したものにしか使われません。
    日本と比べて国土が広いこともあり、トルネードは年間1300回程度発生しており、大きさは数kmから数十kmと日本の竜巻に比べ規模が大きく、発生時間も長いため各地で甚大な被害を受けることが多くなっています。
  • それぞれの違い
    台風、ハリケーン、サイクロンは発生する地域が違うだけで同じ自然現象ということがわかりますね。
    逆に台風などと混同されがちですが、竜巻やトルネードは発生のメカニズムから台風とは違う自然現象ということになります。
    また、台風は反時計回りに回転していると紹介しましたが、南半球では地球の自転の影響で時計回りで移動しており、危険半円と可航半円が逆転します。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

台風の左側が住んでいる地域をを通るから安全という事はまったくなく、危険な災害であることには変わりがありません。

事前に避難経路や避難場所の確認をして、最新の台風情報を確認し備えを万全に、各自治体の判断に従い、自身や近しい人の命を最優先に行動しましょう。

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