金魚を繁殖させよう!繁殖に適した環境づくり

みなさん、金魚の繁殖は難しいと思っていませんか?

金魚も繁殖に適した環境をつくり、オスとメスのペアをつくることで、自宅で繁殖させることができます♪

金魚飼育に慣れてきて、飼育スペースに余裕があるのなら、金魚の繁殖にチャレンジしてみましょう!

金魚は1歳くらいで繁殖可能になりますが、親魚に適するのは2歳から5歳くらいです。

春先や秋ごろに繁殖期を向かえ、オスは発情すると口やエラに追星と呼ばれる白いボツボツが出現します。

産卵が行われるのは朝方が多くて、オスが激しくメスを追いかける様子がよく見られるようになります。

今回はそんな金魚の繁殖について詳しく解説していきます!

 

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金魚のオスメスの見分け方

金魚の繁殖をするにあたって、大切なのはオスとメスを見分ける方法です。

こちらでは、代表的な見分け方を2つご紹介します♪

 

オス

一番わかりやすいのが、発情期に出てくる『追星(おいぼし)』で見分ける方法!

エラ蓋や胸ビレのふちに白い斑点(追星)が出てくるのがオスです。

また、オスはお尻の生殖孔が細く小さいのも特徴です。

 

 

メス

メスはオスと比べると、尾びれが短めでお腹がふっくらしていて、全体的に丸い体形をしています。

またフンが太めなことが多く、繁殖可能になったときは、お尻近くに交尾・排卵するための卵管が出てくるのも特徴です。

メスには追星はありません。なので、エラや胸ビレのふちに白い斑点は出てきません。

また、お尻の生殖孔が大きく丸みを帯びています。

 

 

金魚の繁殖に適した環境作り

金魚の繁殖を成功させるコツは、性別をしっかりと判断することと環境づくりです!

繁殖に適した水温・水質はもちろんのこと。

産卵に成功したら、ふ化した稚魚を死なせない環境づくりや稚魚専用のフードの準備もとても大切です。

 

 

水温

金魚が産卵しやすい水温は20℃くらいです。

春先や秋ごろにかけて水槽の水温がぬるくなると、金魚は繁殖行動を始めます。

オスがメスのおなかをつついたり、メスの体にすり寄せたりするのは産卵を促している行動です。

 

水質

金魚を繁殖させるとき、水質はとても大切なポイントです!

水槽の水が汚れていると、せっかく産卵した卵に水カビが生えてしまうこともあります。

親となる金魚の健康状態が悪くなれば産卵しにくくなることもあるので、繁殖期間中はしっかりと水槽の中の水を綺麗に維持しましょう。

産卵を促すような環境作りを考えているなら、繁殖や成長に適した水を作りやすくなる、市販で販売されている水質調整剤を使うのもおすすめ!

 

人口水草や産卵床の設置

金魚は卵を水草や浮草の根元に産む習性があるので、カボンバなどの水草や、ホテイアオイといった浮草を水槽に入れてあげましょう。

金魚は自分が産卵した卵や、ふ化した稚魚を食べてしまうことがあります。

卵や稚魚の生存率を上げるためには、産卵が終わったら親と卵・稚魚を別水槽で飼育するのがおすすめ!

水草や浮草は親に食べられないよう逃げ込む場所、稚魚同士のいじめから逃げる場所、ストレスを軽減させる場所にもなるので、必ず用意してあげましょう。

 

フィルターの事故防止
金魚の卵はふ化していなくても、呼吸をしています。
なので、水槽内の水の循環が悪かったり、水替えがうまくできなかったり、酸素をしっかりと得ることができないと、死んでしまうことも多くあります。
ろ過フィルターを使って水質の維持をする人は多くいると思いますが、稚魚や卵は小さいので、ろ過装置の給水口に吸い込まれてしまう事故がよく起こります。

卵や稚魚のいる水槽でろ過フィルターを使うときは、給水口にストッキングや排水溝用ネットをかぶせて吸い込み事故を減らしましょう。

 

稚魚用フードを用意しよう
卵は水温が20~25℃なら7日くらいでふ化します。
金魚の稚魚はふ化したときはとても小さくて、最初の数日間は水槽でじっとしていることが多いのですが、次第に遊泳しはじめます。
稚魚にフードを与えるタイミングは、遊泳し始めてから!
親と同じ金魚専用のフードは大きすぎて食べることができないので、稚魚専用のフードを用意しましょう。

 

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金魚の卵の見た目

金魚のたまごは有精卵の場合は、産卵から2~3日で色が半透明に変わり、黒い点のような稚魚の目が見えるようになります。

無精卵はだんだん白く濁っていくので、すぐに見分けることはできるでしょう。

無精卵の卵は腐りやすく、カビの原因にもなりますのですぐに取り除きましょう。

 

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まとめ

金魚の繁殖は自宅でも簡単におこなえます♪

金魚が繁殖しやすい環境づくりと、稚魚がのびのび暮らせる環境づくりを考えて水槽をアレンジしましょう。

オスメスの見分け方はもちろん、水槽の水温や水質にも気を配って、金魚が産卵しやすい水槽づくりをおすすめします!

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